男の子の七五三(5歳)で着た羽織袴セットは売れる?男児用着物の手放し方と保管のコツ
5歳の七五三で、息子が着た小さな羽織袴。写真の中では凛々しく決まっていたのに、あっという間にサイズアウトして、今は箱に入ったまま、押し入れの隅に眠っている。そんなご家庭は、きっと多いはずです。
女の子の着物に比べると、男の子の羽織袴は情報が少なく、「売れるのか」「どう扱えばいいのか」が分かりにくい分野です。この記事では、男児用の羽織袴が買取でどう見られるのかを整理しながら、保管や手放し方のコツを、ていねいにお伝えします。
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男の子の七五三で着る、羽織袴セットとは
まずは、手元のセットが何でできているのかを確認しておきましょう。構成を知っておくと、整理がぐっと進めやすくなります。
5歳の男の子は、着物と羽織、袴を組み合わせた装いが基本
七五三の中でも、男の子は5歳でお祝いをする家庭が多く、着物の上に羽織を重ね、下に袴をはく「羽織袴」の姿が一般的です。もともとは、男の子が初めて袴をはく「袴着(はかまぎ)」という儀式に由来する習わしだと言われています。
セットには、着物、羽織、袴のほかに、羽織紐、角帯、白い扇子、草履や足袋といった小物が含まれていることが多く、写真館や呉服店で一式そろえた方も少なくありません。箱を開けたとき、どこまで残っているかを確認しておきましょう。
家族で撮った写真と照らし合わせると、どの小物が付いていたのか思い出せることもあります。写真を見返す時間は、手放す前の大切な思い出の整理にもなります。
家族で撮った写真を見返すと、どんな装いだったかが、よく思い出せます。小物の有無を確認するときにも、写真は大きな助けになります。写真館で撮影したアルバムが残っていれば、一緒に出してみてください。
子ども用の着物は、肩上げや腰上げで、成長に合わせて調整する仕立て
子ども用の着物には、「肩上げ」や「腰上げ」と呼ばれる縫い上げがあり、成長に合わせて丈や袖の長さを調整できるようになっています。大人の着物のように、体型にぴったり合わせるのではなく、少し大きめに仕立てて、縫い上げで調整するのが特徴です。
そのため、お子さんの身長や体型に合わせて、縫い上げの量が違っています。縫い上げを解けば、ある程度の大きさまで着られるように作られていますので、次の持ち主にも使いやすい仕立てだと言えます。
ただし、縫い上げの状態や、生地の傷みによっては、そのまま着られないこともあります。状態の判断は、査定員に任せて大丈夫です。
縫い上げの量は、お子さんの成長に合わせて調整してあるため、着物ごとにまちまちです。縫い上げをほどくと、元の布の大きさが分かり、どれくらいの体格まで着られるかが見えてきます。ただし、素人がほどくのは避け、そのままの状態で見てもらうのが安心です。
男児用の羽織袴は、買取でどう見られるのか
「小さな着物だから、売れないかも」と心配になる方もいるでしょう。実際の見られ方を整理します。
生地の質、仕立て、柄、保管状態が、総合的に評価される
子ども用の着物でも、評価の基本は、大人の着物と同じです。生地の質や、仕立ての丁寧さ、柄の美しさ、そして保管状態が、総合的に見られます。羽織の裏地に、鷹や龍、兜といった縁起の良い柄が入っている場合は、それも見られるポイントになります。
また、紋付の羽織袴は、紋が入っていることで、礼装としての格を感じさせます。ただし、紋が入っていると、次の着る人が限られる場合もあります。評価にどう影響するかは、品物ごとに異なります。
なお、子ども用の着物全般の見られ方は、子ども用の着物は売れるのかを解説した記事でも触れています。あわせて読んでみてください。
羽織の裏地や、袴の生地、角帯の質といった、細かな部分も、査定員は見ています。手元で気づいた点があれば、メモしておくと、会話が深まります。縁起の良い柄は、写真に残しておくのもおすすめです。男の子の健やかな成長を願う思いが込められています。
着用が一度きりなので状態が良くても、保管中の傷みには注意
七五三の羽織袴は、着る機会がほぼ一度きりなので、使用感が少なく、状態が良いことが多いのは強みです。ただ、保管中の湿気やカビ、虫食い、シミなどがあれば、評価は下がってしまいます。
とくに、七五三の当日に、食べこぼしや汚れが付いたまま保管されている場合もあります。気づいたときには、シミが定着していることもありますので、早めに確認しておきましょう。
子ども用のシミや汚れは、七五三着物の食べこぼしシミについて解説した記事で、クリーニングが必要かどうかを、整理しています。
シミの多くは、食べこぼしや、飲み物のこぼれが原因です。七五三の当日は、写真撮影やお祝いの食事で、どうしても汚れやすいものです。見つけたシミは、無理に消そうとせず、「当日の思い出」として受け止めて、そのままの状態で見てもらいましょう。
レンタルと購入、どちらの品かを確認する
手放す前に、まず確認したいのが、手元の羽織袴が、購入した品かどうかという点です。
レンタル品は、返却済みのはずで、売却はできない
七五三の羽織袴は、レンタルを利用する家庭も多くあります。レンタル品は、お店の所有物なので、基本的には、使用後に返却しているはずです。もし、手元に残っているとしたら、購入した別の品や、記念に買い取った品かもしれません。
「うちのは、買ったのだったか、借りたのだったか」と分からなくなったときは、領収書や、お店の名前が入ったタグ、写真館のアルバムなどを確認してみてください。レンタル品は、勝手に売ることはできませんので、注意が必要です。
わからない場合は、写真館の名前や、購入時期を、家族に尋ねてみるとよいでしょう。レンタル品を、うっかり売ってしまうことのないよう、慎重に確認してください。確認に時間がかかっても、焦る必要はありません。
購入品なら、自分の持ち物として自由に整理できる
自分で購入した羽織袴なら、手放し方は自由に決められます。記念に残しておくのもよし、状態が良いうちに査定に出すのもよし。どちらも、家族にとって納得のいく選択を選びましょう。
七五三の着物を処分する前に知っておきたいことを整理した記事も、あわせて参考にしてください。まとめて整理したいときは、きょうだいの七五三の着物と一緒に出すこともできます。
記念に残すのか、手放すのかは、ご家族の気持ちが最優先です。迷ったときは、子ども本人が成長してから、どう思うかを想像してみるのも一つの方法です。思い出の品として一部だけ残す、という選択も、立派な判断です。無理に急がず、じっくり考えましょう。
迷う場合は、一晩おいて考えるのも、よい方法です。
保管のコツと、手放すタイミング
子ども用の着物は、小さいからこそ、保管の仕方で差が出ます。ポイントを押さえておきましょう。
湿気を避け、たとう紙に包んで、風通しの良い場所で保管する
七五三の着物は、絹でできていることが多く、湿気に弱いのが難点です。たとう紙に包み、風通しの良い場所で保管することで、カビや虫食いを防ぎやすくなります。ビニール袋に入れたままにするのは、湿気がこもりやすいので、避けましょう。
お宮参りの着物の保管の難しさを解説した記事でも、同様の注意点を紹介しています。ときどき天気の良い日に、風を通すだけでも、効果があります。
風通しのよい場所とは、押し入れの上段や、除湿剤を置いた衣装ケースなどです。床に近い場所は、湿気がたまりやすいため、避けましょう。年に一度でも、天気の良い乾燥した日に、扉を開けて空気を入れ替えると、状態を保ちやすくなります。
防虫剤を使う場合は、入れすぎに注意し、においが強く移らないようにしましょう。
弟や親戚に引き継ぐ予定がなければ、状態の良いうちに手放す
「弟が生まれたら着せるかもしれない」と考えて保管している場合は、実際にその予定があるのかを、一度見つめ直してみましょう。数年先の予定が不確かなら、状態が良いうちに手放すほうが、結果的に得になることもあります。
子供用の三つ身・四つ身の七五三着物の査定を解説した記事も、判断の参考になります。迷ったときは、まず査定を受けて、現在の状況を知っておくのがおすすめです。
数年後に着せる予定があるなら、保管を続けても構いませんが、サイズや好みが変わる可能性も考えておく必要があります。着る機会が現実的でないなら、状態の良いうちに手放すことも、選択肢の一つです。決断に迷ったら、家族と話し合ってみましょう。
迷いがあるなら、家族で、思い出の品として残すものを一つ決めておくのも、よい整理の仕方です。
査定の前に、家で確認しておきたいこと
大がかりな準備は要りませんが、いくつか確認しておくと、当日の話がスムーズに進みます。
セットの中身と、小物の有無を並べて確認する
着物、羽織、袴、角帯、羽織紐、扇子、草履や足袋など、手元にあるものをすべて並べてみましょう。全部そろっていなくても問題ありませんが、何がどれだけあるのかが分かると、査定員にも状況が伝わりやすくなります。
並べたら、スマートフォンで全体の写真を撮っておくと便利です。電話で相談するときにも、状況を説明しやすくなります。小物類は、箱の底や、別の袋に入り込んでいることが多いので、探す範囲を少し広げてみてください。
確認に使う時間は、休日の午後など、ゆっくり取れるときを選ぶと、落ち着いて作業できます。家族と一緒に、思い出話をしながら並べていくと、整理の時間そのものが、楽しい家族の行事にもなります。作業が終わったら、箱に戻して、査定の日を待ちましょう。
縫い上げの状態や、シミ・虫食いを、軽く確認する
肩上げや腰上げの縫い上げは、そのままで構いません。無理にほどくと、元に戻すのが難しくなることがあります。気になるシミや虫食い、カビがあれば、写真に撮ってメモしておきましょう。
自分で落とそうとすると、生地を傷める恐れがあります。査定前のクリーニングが損になる理由を解説した記事でも触れているように、現状のまま、見てもらうのが基本です。
気になる箇所は、写真に撮って、メモと一緒に残しておくと、査定員との会話がスムーズです。ほつれや糸のゆるみも、気づいた範囲で構わないので、記録しておきましょう。細かな点は、査定員が確認してくれるので、完璧に調べる必要はありません。そのままの状態で、安心して見てもらってください。
まとめ:男の子の羽織袴は、購入品かどうかを確認し、状態が良いうちに判断を
男の子の七五三で着る羽織袴は、着物、羽織、袴、そして小物で構成されます。子ども用の着物は、肩上げや腰上げで調整できる仕立てになっており、次の持ち主にも使いやすいのが特徴です。
買取では、生地の質、仕立て、柄、保管状態が総合的に見られます。着用が一度きりで状態が良くても、保管中の湿気やシミ、虫食いがあれば、評価は下がります。まずは、購入品かレンタル品かを確認しましょう。購入品であれば、きょうだいの予定や家族の思い出も含めて、手放すかどうかを自由に決められます。迷う段階でも、査定を受けて現状を知っておくことで、判断の材料が増えます。
手放す際は、弟への引き継ぎの予定や、思い出の整理も考えながら、無理のないペースで進めてください。バイセルの無料出張査定を試してみることで、自宅で気軽に相談できます。具体的な条件は、公式サイトでご確認ください。
- 男の子の5歳の七五三は、着物、羽織、袴の組み合わせが基本
- 子ども用着物は肩上げや腰上げで成長に合わせて調整する仕立て
- 生地の質、仕立て、柄、保管状態が総合的に見られる
- レンタル品は売却できない。購入品かどうかを確認する
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